2017-01-01から1年間の記事一覧
鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー) 作者: 川上和人 出版社/メーカー: 技術評論社 発売日: 2013/03/16 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (19件) を見る 恐竜のイメージをぶっ壊してくれた一冊。 恐竜といえば、映画「ジュ…
先頃、介氏に手伝ってもらい部屋の片付け&模様替えをしました。 介氏に感謝。 学生時代からずっと使用していたモノ+就職してから買い足したモノ など 4年分ごっちゃになっており、これらを一気に整理しました。 この作業で部屋の中の物量が約半分になりま…
今回は、本の紹介というよりは、これらのいわゆる片付け本をたくさん読んできた中で、自分の中に形成された片付け哲学なるものをまとめてみようというものです。 ちなみに、この休みは、茸氏の家で部屋の片付け・模様替えを手伝っていました。彼にも役立つこ…
機巧のイヴ 作者: 乾緑郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2014/08/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (5件) を見る SF時代小説というジャンルになりましょうか、ロボットと時代物という正反対の成分をぶっこんだ面白い小説でした。外連味の効いた…
特に面白いのは、「愚将」の部分でした。 個人というよりは、組織的な部分の問題点を考えました。 今の職場に通じる部分があるのが、とても心配でございました。 ①上層部から出される絶対達成不可能な目標。 ②絶対達成不可能とわかっていながらも、それを言…
発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ 作者: 小倉ヒラク 出版社/メーカー: 木楽舎 発売日: 2017/04/28 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る ご無沙汰しております。 今回も表紙買いの一冊です。 「発酵文化人類学」と…
久しぶりの投稿です。 わかったこと ・一見すると、「子殺し」という行為は、「種の保存」という観点からみれば、異常で狂った行為だが、動物は「種の保存」のために行動するのではなく、「自分の遺伝子のコピーをいかに多く残していくか」ということを至上…
筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法 作者: Testosterone(テストステロン) 出版社/メーカー: U-CAN 発売日: 2016/01/29 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (8件) を見る お久しぶりです。 1ヶ月…
ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト: 最新科学が明らかにする人体進化35億年の旅 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 作者: ニールシュービン,Neil Shubin,垂水雄二 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2013/10/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (7件) を…
意識とはなんなのでしょう? 私を私たらしめている脳の働きを意識とでも言えば良いのでしょうか? つい最近までニーア・オートマタをプレイしていまして、ゲーム内に出てくるアンドロイドや機械生命体たちが「心」について色々葛藤するんです。 鉄腕アトムか…
最近は、いろんな部分で「本音」で語る人が、もてはやされる時代になっているように感じる。 この「本音」というのは、 あくまでも本当に自分が考えていることではなく、「本音っぽい」ことだ。「本音っぽい」とはどういうことかというと、「世間一般的に正…
■茸氏、思わずタイトル買い 『爆撃 聖徳太子』 これは衝撃的すぎますね。 書店で思わず二度見してしまいました、「聖徳太子」と「爆撃」ゼッタイにありえない組み合わせのこれらの言葉。 帯の文句には ー変人・聖徳太子に振り回される凡人・小野妹子。 とあ…
「カンブリア大爆発」という言葉を聞いたことのある読者諸氏もおられるだろう。 現生生物のデザインとは似ても似つかない奇妙奇天烈摩訶不思議な古代生物たち、「バージェス頁岩動物群」である。 パッと見、エイリアンのような姿形をした彼らであるが、多細…
茸です。 この前、書店でふと目に留まった「作家と楽しむ古典」という本を読みました。 作家と楽しむ古典 古事記 日本霊異記・発心集 竹取物語 宇治拾遺物語 百人一首 作者: 池澤夏樹,伊藤比呂美,森見登美彦,町田康,小池昌代 出版社/メーカー: 河出書房新社 …
先日、卒業式を迎えた。 生徒にとっては一生に一度のことだが、教員にとっては毎年のイベントの1つだ。 そこでいつも困るのは、スピーチだ。 人前で喋らなければいけないことが多く、何か「良いこと」を言わねばならないのだ。 そこで、便利なテクニックは…
昨年は重力波の観測に成功し、つい先日には地球から約40光年先の恒星系で地球型系外惑星が7つ発見されましたね。 3つの惑星がハビダブルゾーンにあり、生命の存在する可能性があるとされていますが、地球外生命の定義は何でしょうね?地球生命と同じシステム…
日常生活で、ある時ふと、この状況でもしこんなことをしてしまったらやばいことになるんだろうなーというような妄想をしたことはないだろうか。 (例えば、葬式中に坊主の頭を引っ叩いたらどうなってしまうのだろう・・・みたいな) 自分は結構そういうこと…
■破天荒黄門様 これほどまでに、水戸光圀を清濁併せ持つdynamicな人物として描いた小説はないだろう。 光圀という男はどう生きたのか?痛快に描いたのがこの物語だ。 「助さん、格さん、少し懲らしめてやんなさい!」 から始まるおきまりの勧善懲悪ストーリ…
こんにちは。 今日は、僕のおすすめのDVDを紹介しようと思います。 それは「ドキュメント太平洋戦争」。 1992年に放送されたのNHKスペシャルのシリーズをDVD化したものです。 何かで見てすごい感動したのを覚えていて、ついに今回DVDBOXを買ってしまいま…
茸氏、このところ小説書評が続いておりましたので、今回は理系本です。 感覚というものは人それぞれに異なるもの。 「私の視ている赤とんぼとあなたが視ている赤とんぼは、果たして同じ『赤とんぼ』なのか?」 否。 私が視ている「赤」を他人は「橙」と視る…
読者諸賢、ごきげんよう。 一週間ぶりのご無沙汰である。 森見氏の小説といえば、京都を舞台に知的ではあるのだがなんだか面倒臭い腐れ大学生あるいはタヌキが主人公の物語が多い。 今回は京都が舞台でなく、腐れ大学生も主人公でないSF作品である。 森見氏…
教員になってから、倫理という科目を教えなければならなくなった。 専門的には、本当は世界史を教えたかったのだが、人が足りないというからしょうがない。社会科という教科は、結局オールマイティーにできなければならないのだ。 (今や地理・世界史・日本…
読者諸賢、ごきげんよう。 寺社仏閣巡りはいい。 寺社仏閣巡りをするために旅行をすると言っても過言ではない。 仏像を巡る旅も良いのだが語ると長くなるので、今回は神社についてである。 色鮮やかな社殿、長くその地に鎮座し古の歴史を感じさせる社殿を見…
今回は、教員らしく教育関係の本を取りあげたい。 本書は、タイトルがとてもセンセーショナルで何かと話題になった本であるが、伝えたいことは簡潔明瞭であり、以下のよう要約できると思う。 反省文を書かせたりして反省を促すような生徒指導は、形だけの反…
読者諸賢、ごきげんよう。 今春、森見登美彦氏の名作「夜は短し歩けよ乙女」が映画化されるとのこと。 勿論、私は映画を観に行くつもりである。 その時、横に黒髪の乙女が居れば完璧なのだが、世の中は厳しい。 ○ 良い機会なので今一度、「夜は短し歩けよ乙…
こんばんは。茸です。 2月になりました。 明後日は立春・節分、暦の上では春へ移り変わる時季だそうです。 このところ、関東の方は暖かい日がぼちぼちあるようですが、東北はやっぱり寒い。会社から帰ってくるだけで、カラダが冷えきってしまう。 やはり、そ…
こんにちは、介です。 僕は、見かけは柔道選手みたいですが意外に乙女な所があって、結構、整理整頓とか好きなんです(でも掃除は苦手で、あまり好きじゃない)。 最近、話題になっていた『人生がときめく片づけの魔法』を読んで、影響を受けまくりまして、…
私(茸)は書店に行くのが好きだ。 街に出かけた際に少しの時間があればフラッと書店へと赴く。 特に買いたい本があるわけでもなく、ただ本を探しに行くのである。 街にある大型書店がいい。 書店に入るとすぐ新冊の紙の匂い、インクの匂いとでもいうべきか…
ゲノム編集技術「CRISPER/cas9」をヒトは使いこなせるか? 遺伝子組み換え技術によって我々人間の文明が成り立っていると言っても過言ではない。毎日食べる食物は天然物以外全て(広義の意味で)遺伝子組換え食品である。 なぜなら我々の先祖が長い年月をか…
中島敦 文字禍(青空文庫リンク) 私の好きな作家の一人に中島敦がいる。 出会いは、中学時代に読書感想文で、彼の代表作『山月記』を読んだ時だ。 文体が漢文調で難しかったが、内容に引き込まれた。 人生で折に触れて読み返し、私の人生に大きな影響を与え…