茸氏、御朱印帳を持って、神社を巡る。
読者諸賢、ごきげんよう。
寺社仏閣巡りはいい。
寺社仏閣巡りをするために旅行をすると言っても過言ではない。
仏像を巡る旅も良いのだが語ると長くなるので、今回は神社についてである。
色鮮やかな社殿、長くその地に鎮座し古の歴史を感じさせる社殿を見て、鳥居と鎮守の森により外界と隔絶された聖域を感じさせる雰囲気を感じるのが良いのである。
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社会人になってからというもの、いくつかの神社を巡った。
2年前に明治神宮で御朱印帳を買ってから一層神社巡りが楽しくなった。
御朱印帳が埋まって行くにつれ神々の力を分けてもらっているような気さえしするのである。
ようやく御朱印帳の半分が埋まった程度ではあるが。
RPGゲームで伝説の武具やアイテムを集めて行くような感覚に近いとも言える。
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主な神社といえば、明治神宮、伊勢神宮、熱田神宮、諏訪大社、上・下賀茂神社、塩釜神社などである。
本当に神社全体、つまりは御神体たる山や森にあたかもそこに神々がおわしますような雰囲気を感じるのである。
現代人たる私ですらそこに神の息吹を感じるのであるから、古代の人々はそこを聖域として神を祀り神社としたのもよくわかる。
存在を固定化された神ではなく、その場所・空気というか雰囲気全体に神がいる、神の中に自分がいるという感覚だ。
古代の人々は自然=神と感じていたのであろうと現代人たる私は思いを馳せるのである。
↑諏訪大社 上社前宮:社殿からの後光に神々しさを感じた茸氏。
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ところで、私の地元は広島県の瀬戸内海に面した街である。
そのため、厳島神社のある宮島へ出かけることはそんなに珍しいことではない。
ちょっとふらっと行ってくるというような感覚である。
地元の幼稚園~高校生の遠足の定番コースであるのだ。
なので、帰省した際にはよく厳島神社へ参拝に行くのである。
世界に類のない水上社殿はいつ見ても美しく、海面の大鳥居も干潮時と満潮時では違った美しさがる。
↑厳島神社大鳥居:社殿より撮影。向こうに見えるのは本州。夕暮れ時の満ち潮。
建立した平清盛公にはただただ感謝するばかりである。
参拝の後は、社殿後ろにある仏閣群へと足を運ぶ。
そこままるで、京都の箱庭のようである。
五重塔やお寺が密集している様はまるで京都のようである。
厳島神社の上にある五重塔を神社から見ると、社殿と五重塔がフレームに収まる絶景である。
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さて、今年はどこのお社に参ろうか?
出雲大社、京都伏見稲荷、鹿島神宮、春日大社のいずれかには参ってみたいものだ。
神社巡りの際には、その神社の由緒を知ってから参拝すると色々なことがわかって面白い。
なぜその神様が祀られるに至ったのか?社殿の造りや配置などマニアックなネタは尽きない。
そのあたりの歴史的な事柄については介氏の方が詳しいので、彼に譲る。