僕らは遺伝子の論理に逆らえるのか『本当は怖い動物の子育て』
久しぶりの投稿です。
わかったこと
・一見すると、「子殺し」という行為は、「種の保存」という観点からみれば、異常で狂った行為だが、動物は「種の保存」のために行動するのではなく、「自分の遺伝子のコピーをいかに多く残していくか」ということを至上命題に行動する。
・「子殺し」という行為は、この観点から考えて合理的な場合に行われるもので、決して異常な行為ではない。
・そして、人間社会においても未開の部族などにおいては、このようなことが行われており、人間にもこのような習性が遺伝子レベルで組み込まれている。
感想
・よくテレビなどで動物の行為を「人間的」に捉えている場合があるが、それは間違い。
・人間も動物の一種。本能的に児童虐待などの「残酷」なことをしてしまう。だから、このような事件の場合は、犯人を異常な人間として突き放すのではなく、同じ人間として捉える事が必要。
・人間の、このような動物的な残酷な本性を抑えているの文化・哲学である。この点から、社会や政治を分析していくことも面白そう。
このテーマは、理系的分野と文系的分野が交雑する点だと思われます。このテーマで、茸氏と語りあいたいものです。