知の望遠鏡

文系教師と理系研究員の本の紹介を中心としたブログです。

2016-12-17から1日間の記事一覧

生きるためのスクラップアンドビルドシステム『細胞が自分を食べる オートファジーの謎』

今年、大隈良典博士が『オートファジー』の研究によりノーベル生理医学賞を受賞した。大学生の頃に細胞質中の不要なタンパク質等を分解するシステム程度にサラッと学んだ程度であった。折角の機会である、今一度、概要を学んでみようとこの本を手に取った。…

家族の相対化する『社会人類学-アジア諸社会の考察-』

教師をしていると、様々な家族のあり方があることに驚かされる。自分の家族が当たり前だと思っていたが、世の中には家族の数だけ家族の形があるのだと。その違いに四苦八苦する毎日だといっていい。 そんな中、この本を思い出した。大学時代にレポートで読ん…

はじめに

皆さん、はじめまして。文系の介と理系の茸、ふたりあわせて介茸です。大学時代の友人で、ともに東北の片田舎で労働をしています。たまの休日の合間に、互いにそれぞれの専門分野の知識を披露する会話(?)をしています。全然、楽しくないように見えますが…