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知の望遠鏡

文系教師と理系研究員の本の紹介を中心としたブログです。

DynaMito Mitsukuniーダイナマイト 黄門様ー『光圀伝』

光圀伝

 

 

■破天荒黄門様

 

これほどまでに、水戸光圀を清濁併せ持つdynamicな人物として描いた小説はないだろう。

 

光圀という男はどう生きたのか?痛快に描いたのがこの物語だ。

 

「助さん、格さん、少し懲らしめてやんなさい!」

から始まるおきまりの勧善懲悪ストーリー。

 

時代劇でお馴染みの水戸の御老公こと徳川光圀

 

実際のところは世直し日本漫遊は講談話の創作であることは皆さんもご承知のこと。

 

火のないところに煙は立たぬ。

 

もちろん、創作の元ネタになったと言われる逸話はありまして、それが、光圀の生涯をかけた仕事であります「大日本史」の編纂(光圀の時代から編纂を始めて、終えたの明治時代という大事業)のために、全国各地へ家臣を派遣したこととのこと。

 

まぁ、お堅い話はここまでにして、この光圀という人物の生涯を描いたのが「光圀伝」です。

 

 

徳川光圀という漢

 

いやぁ、描かれている光圀公が強い強い(筋肉的な意味で)。

バイタリティが溢れすぎです。

 

黄門様のような好々爺のイメージとは全然違い、原哲夫が描くムキムキの武将のような人物だ。

 

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で、脳筋でなく非常に賢く、将軍家や他の大名とやりあうだけの政治力が高い!

 

さらには、教養人としても名高く、公家とも親しかったらしい。

 

まさに、『花の慶次』の前田慶次のような人物。

 

信長の野望で例えるなら、

武力:98

知力:97

政治:95

魅力:96

といった感じ。

 

 

大河ドラマ化希望

 

『光圀伝』を1クールでいいから大河ドラマ化して欲しい。

 

南蛮人を通じて知り合った当時の中国人やアフリカ人を家臣にしたり、ラーメンを自分で一から料理して家臣に振舞って見たりとスーパーユーティリティプレーヤーとしての一面もある光圀公。

 

戦国時代が終わり、新しき徳川の世が始まった江戸初期に、徳川御三家が1つ水戸家藩主としてダイナミックに生きた生涯を是非ともドラマで観たいものだ。