生物学
久しぶりの記事。 昨年末に書店で『人体はこうしてつくられる――ひとつの細胞から始まったわたしたち』という本を見つけた。表紙には頭部の解剖図が描かれているので「解剖学の本かな?」と思い、手にとって流し読みしてみると、どうやら人体発生学についての…
ご無沙汰しております、茸です。 記事を書くのは昨年10月以来です。 本はずっと読んでいたのですが、なかなか書く気力が湧かなかったので今日までご無沙汰してました。 さて、久々に書き綴りますよっと。 今回はそれまでに読んだ中で面白かった本を4冊紹介…
鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー) 作者: 川上和人 出版社/メーカー: 技術評論社 発売日: 2013/03/16 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (19件) を見る 恐竜のイメージをぶっ壊してくれた一冊。 恐竜といえば、映画「ジュ…
先頃、介氏に手伝ってもらい部屋の片付け&模様替えをしました。 介氏に感謝。 学生時代からずっと使用していたモノ+就職してから買い足したモノ など 4年分ごっちゃになっており、これらを一気に整理しました。 この作業で部屋の中の物量が約半分になりま…
発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ 作者: 小倉ヒラク 出版社/メーカー: 木楽舎 発売日: 2017/04/28 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る ご無沙汰しております。 今回も表紙買いの一冊です。 「発酵文化人類学」と…
久しぶりの投稿です。 わかったこと ・一見すると、「子殺し」という行為は、「種の保存」という観点からみれば、異常で狂った行為だが、動物は「種の保存」のために行動するのではなく、「自分の遺伝子のコピーをいかに多く残していくか」ということを至上…
筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法 作者: Testosterone(テストステロン) 出版社/メーカー: U-CAN 発売日: 2016/01/29 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (8件) を見る お久しぶりです。 1ヶ月…
ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト: 最新科学が明らかにする人体進化35億年の旅 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 作者: ニールシュービン,Neil Shubin,垂水雄二 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2013/10/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (7件) を…
意識とはなんなのでしょう? 私を私たらしめている脳の働きを意識とでも言えば良いのでしょうか? つい最近までニーア・オートマタをプレイしていまして、ゲーム内に出てくるアンドロイドや機械生命体たちが「心」について色々葛藤するんです。 鉄腕アトムか…
「カンブリア大爆発」という言葉を聞いたことのある読者諸氏もおられるだろう。 現生生物のデザインとは似ても似つかない奇妙奇天烈摩訶不思議な古代生物たち、「バージェス頁岩動物群」である。 パッと見、エイリアンのような姿形をした彼らであるが、多細…
茸氏、このところ小説書評が続いておりましたので、今回は理系本です。 感覚というものは人それぞれに異なるもの。 「私の視ている赤とんぼとあなたが視ている赤とんぼは、果たして同じ『赤とんぼ』なのか?」 否。 私が視ている「赤」を他人は「橙」と視る…
ゲノム編集技術「CRISPER/cas9」をヒトは使いこなせるか? 遺伝子組み換え技術によって我々人間の文明が成り立っていると言っても過言ではない。毎日食べる食物は天然物以外全て(広義の意味で)遺伝子組換え食品である。 なぜなら我々の先祖が長い年月をか…
あけましておめでとうございます。 正月休みは実家で寝正月してました。友人との飲み、普段よりガッツリ食べて、酒飲んでコタツでそのまま寝落ち。そして、然程運動もせずダラダラと過ごした数日間。その結果、カラダに便秘気味、肌荒れなど不調をきたした。…
介氏(文系)ー以下、介 茸氏(理系)ー以下、茸 介 こんばんわ。 茸 さて、初回テーマだけども。 介 近親婚の問題について取り上げてみましょう。 茸 承知。では、介氏の見解からどうぞ。 介 近親婚というのは、ほとんど民族や文化でタブーとされていますね…
何故生き物たちは群れるのか?生き物たちが作り上げる社会とは何ぞや? 会社の一員として、社会の一員として、組織の中で働くというのは辛いものだ。 「働かざる者食うべからず」の諺しかり、社会はキビキビ働くことを求めてくる。 特定の人間への仕事の集中…
生物学は現実の生物が「なぜ(Why)」そして「どのように(How)」どのように進化してきたのかを明らかにする学問だ。なので、理論的にエレガントであることよりも、現実の生物の在りようを上手く説明できる価値観が大切だと思う。 生命の本質は何か?進化の…
生命進化に関する考え方も様々である。前回に続いて生命進化に関する1冊。今回は、情報蓄積システムとしての生物進化だ。 正直、本書で述べられている考え方は非常に衝撃を受けた。生命を『情報を蓄積する動的システム』として捉えている点である。 生命は矛…
何故我々は存在しているのか?その理由を探求するのが哲学・宗教である。この分野については介氏にお任せするとしよう。 対して、如何にして我々は今ここに生きるに至っているのか?を説明するのが科学である。宇宙の成り立ち、宇宙の法則を解き明かすのが宇…
今年、大隈良典博士が『オートファジー』の研究によりノーベル生理医学賞を受賞した。大学生の頃に細胞質中の不要なタンパク質等を分解するシステム程度にサラッと学んだ程度であった。折角の機会である、今一度、概要を学んでみようとこの本を手に取った。…